No.41 『韓国・アジア牧師セミナー』 (2)
期待は、裏切らない!これがキリスト教の強みである。彼に信頼するものは決して失望させられることは無い、と聖書が証しする通りである。
牧師セミナーの講義初日、いきなり本命が到来。イーヨンフ師である。世界最大の教会、ヨイド純福音教会主任牧師チョーヨンギ師の後継者である御仁である。温厚な精確がその際立った特徴であるが、冷静沈着。しかし、かかったエンジンは、突き抜ける。カルフォニアにあるフラー・セミナリーでPh.Dを取得した彼は、東京教会をも担任牧師として歴任。その牧会の手腕と成功をチョー先生認められ、本教会へ戻され、副牧師としてヨイド教会に着任。チョー先生の後継者問題において、チョー先生は、長老たちによる選挙に委ねた。主の導きの中、選挙は、イーヨンフ師を次の後継者と指名。
イーヨンフ師の説教は、シンプルだった。「聖霊充満」の純福音教会の神学四文字を見事に、丁寧に、そして論理的にセミナー出席者に向かって展開する。誰でも知っている話し???しかし、新鮮さが冴える。「聖霊充満」の究極は、とどのつまり「イエスキリスト充満である!」と進む。なるほど合点がいく。イエスキリストに栄光を帰する聖霊のミニストリーの目的は、信者がイエスキリストを現すことに尽きる。つまり、聖霊充満とは、なにか「強い意思」とか、所謂「霊的?」とか、そういうその人が強くなる、高度な霊的なステイタスを獲得する、または霊的高揚状態を示すのではなく、とことんイエスキリストを現すことを目的とすることである。つまり、
①
イエスキリストのミニストリーを継承する
②
イエスキリストの願いを我が願いとする
③
イエスキリストの人格に似せられる
④
イエスキリストに従う、つまり自分の十字架を担う
ことがそこに含まれている。
シンプルであり、聖書的だ。
イーヨンフ師の語る説教には無駄が無い。説教学的ニュアンスではない。説教の実態そのものが放つそれ ―― 言い換えるなら、語られた神の言葉(ケリグマ)がイエスキリストのみを指し示しているのである。だから純度が高い。聴衆は、聖霊充満、それはイエスキリスト充満であることを痛感した。更にはそれを求めることをイーヨンフ師は、強くチャレンジされた。イーヨンフ師の説教は中国語の通訳を含め正味50分ほどの短さであったにもかかわらず、会衆はイーヨンフ師によって祈りへと導かれる。何十分も祈りに導かれたのだ。目的は聖霊充満である。そしてその向こうに、イエスキリスト充満があるのだ。
聖霊の豊満、または豊穣を痛感した瞬間である。小生には、「聖霊充満維新」であった。
金沢キリスト教会牧師 船津信成